ブログのリライトは大事って聞くけど、そもそもリライトって何?
具体的なリライト方法も知りたいな。
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 【前提知識】ブログのリライトとは
- 【ケース別】ブログリライト方法3つ
- ブログリライトのコツ6つ
- ブログリライトの注意点4つ
ブログの『リライト』はSEO対策として必ず抑えておきたい必須事項です。
なぜなら、上位表示を狙うために記事の改善は絶対に必要だから。
本記事では、『ブログのリライト方法』を3つのケース別で解説していきます。
実際に僕も本記事で紹介しているリライト方法を実践することで、多くのキーワードで検索順位1位を獲得しています。
初心者でも理解できるよう丁寧に解説していきますので、ぜひこの機会にブログのリライトを身につけましょう。
【前提知識】ブログのリライトとは
リライトの方法を解説する前に、まずリライトの前提知識について解説していきます。
早くリライトの方法が知りたい!という方は『【ケース別】ブログのリライト方法4つ』をクリックして飛んでください。
ブログのリライトとは過去記事の検索順位をUPさせること
ブログのリライトとは、記事内容を書き換えたり追記したりすること。
そして記事をリライトする理由は、今ある記事をより良いものに改善して、検索エンジンで上位表示させるためです。
記事を公開した後は、なかなか検索順位が上がらないこともありますし、ライティングスキルが上がると過去記事をリライトするようになります。
リライトは検索順位を上げるために必須であり、リライトでより多くの人に記事を読んでもらえるようになるので、必ず抑えておきたいSEO対策です。
リライト効果が発揮しやすい条件とは
ブログのリライトは闇雲にしていいわけでなく、リライト効果が発揮しやすい条件があります。
リライト効果が発揮しやすい条件
- 公開から3ヶ月が経っている記事
- 検索順位が2〜3ページ目の記事
リライト効果が発揮しやすい条件①:公開から3ヶ月が経っている記事
まず検索順位は公開してから3ヶ月間は不安定であることが多いので、不安定のままリライトを行うのは得策ではありません。
3ヶ月は経たないとデータが溜まっていないため、リライト箇所が明確にならないですしね。
リライトする記事は3ヶ月ほど経った記事にしましょう。
リライト効果が発揮しやすい条件②:検索順位が2〜3ページ目の記事
リライトする記事は、検索順位が圏外(50以降)の記事よりも、2〜3ページ目の記事の方が効果を発揮しやすいです。
なぜなら、2〜3ページ目の記事は少しの手を加えるだけで上位表示が狙えるから。
圏外の記事は、そもそも競合が強いキーワードだったり、大規模な改善が必要な記事ですので、時間と手間がかかります。
それなら、2〜3ページ目の記事をリライトする方が効率が良いですよね。
もちろん、時間があれば圏外の記事もリライトしてOKです。
低品質記事は少ないに越したことはないですからね。
ちなみに、検索順位の把握は検索順位チェックツールが便利です。下記の記事で解説してるので、参考にどうぞ。
»月100万稼ぐブロガーが厳選!検索順位チェックツールおすすめ4選【有料・無料】
ブログのリライトは改善箇所を明確にする
リライトをする際は、改善箇所を明確にしましょう。
主なリライトの改善箇所
- 平均CTR(クリック率)
- 滞在時間
- 直帰率
- 検索順位
各項目別のリライト方法は後ほど詳しく解説しますが、改善箇所を明確にしなければ、どんなリライトをするか決めれらません。
『ここが悪そうだからリライトしてみるか』ではなく、例えば『平均CTR(クリック率)が低いから記事タイトルの見直しをするか』など、数値をもとにリライトをすることで効果的なリライトが行えます。
効果的なリライトをするためにも、改善箇所は明確にしましょう。
【ケース別】ブログのリライト方法3つ
下記の3つのケース別でリライト方法を解説していきます。
【ケース別】ブログのリライト方法3つ
- 平均CTR(クリック率)を改善する
- 滞在時間を改善する
- 検索順位が3ページ目以降の記事を改善する
順番に見ていきます。
ブログのリライト方法①:平均CTR(クリック率)を改善する
1つ目が平均CTR(クリック率)を改善する方法です。
平均CTRを改善することで『クリック率UP→PVが上がる→検索順位もUP』が期待できます。
まず、平均CTRを確認する方法を説明しますね。
平均CTRを確認する方法
平均CTRを確認するには『サーチコンソール』を使います。
※サーチコンソールを設定していない方は『【2023年】Google Search Consoleの登録・設定方法と使い方を解説』を参考に設定してください。
- 左メニューの『検索結果』をクリック。
- 『平均CTR』と『平均掲載順位』をクリック。
『新規+』をクリックします。
『検索キーワード 』をクリックし、平均CTRを知りたい検索キーワード を入力して適用します。
平均CTRと掲載順位が表示されます。
この数字が高いか低いかの判断基準は、以下を参考にしてみましょう。
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
上記と見比べて、検索順位に対してCTRが低いなら、記事タイトルのリライトをしていきます。
平均CTRのリライト方法
平均CTRを上げるには、魅力的な記事タイトルにする必要があります。
ここで解説すると長くなってしますので、クリック率が上がる記事タイトルは以下ので解説しているので、参考にしてください。
»【クリック率が上がる!】ブログタイトルの決め方10選!【見本付き】
どんな記事タイトルにすればいいか分からない方は、実際にキーワードで検索してみて上位表示しているタイトルを参考にするのもアリです。
僕はよく別クエリの記事タイトルを参考にします。
たとえば[格安SIM 比較]のキーワードでタイトルを考えるとき、[WiMAX 比較]で検索して、上位表示しているタイトルを参考にしたりします。
別クエリを参考にすれば、上位記事と似ているタイトルになりづらいでのオススメですよ。
ブログのリライト方法②:滞在時間を改善する
滞在時間の改善は検索順位UPに繋がります。
まず、滞在時間の確認方法から解説しますね。
滞在時間の確認方法
滞在時間の確認方法は『Googleアナリティクス』を使います。
※まだGoogleアナリティクスの設定をしていない場合は『【2023年】Google Analyticsの使い方と登録・設定方法を解説』を参考にしてください。
- 『行動』をクリック。
- 『サイトコンテンツ』をクリック
- 『すべてのページ』をクリック
ページを下にスクロールすると、ページごとの平均滞在時間が表示されます。
ここから滞在時間が低いページをピックアップして、リライトをしていきます。
ちなみに滞在時間の良し悪しは記事の文字数で変わってきますが、だいたい30秒を目安にすればOK。
30秒以下ならリライト対象にする感じでいいと思います。
滞在時間のリライト方法
滞在時間が短い場合は、下記の2点が問題なことがほとんどです。
- リード文(書き出し部分)
- 検索意図を間違えている
リード文では、この記事を読むことで得られることをしっかり伝えて、『この記事は読んでみたいな』と思わせることが大事です。
また、検索意図は実際にキーワードで検索したり、Yahoo!知恵袋などから読み取ってあげましょう。
検索意図については『ブログキーワード選定のやり方5ステップとコツ3つを解説!【実績あり】』で解説しているので、参考にしてください。
ブログのリライト方法③:検索順位が3ページ目以降の記事を改善する
検索順位が3ページ目以降の記事は、そもそものSEO対策が不十分な可能性が高いです。
下記のリライトをするだけでも順位UPする可能性があります。
- 文字数の見直し
- 検索意図のズレ
- 見出し(内容)の追加
- 記事タイトルと見出し2にキーワードを入れる
まずは、実際にキーワードで検索してみて、1ページ目に上位表示されている記事を見ましょう。
自分の記事にない内容があれば内容を増やしたり、自分の記事の文字数が他のサイトと比べて少なかったらボリュームを増やします。
記事タイトルと内容のズレをチェックしたり、キーワードに対する検索意図がズレていたら改善してみましょう。
ブログリライトのコツ6つ
続いて、実際に僕がリライト手法で有効だったリライトコツを紹介します。
ブログリライトのコツ
- 最新情報を追記する
- 一番効果のあるリライトはタイトル変更
- 記事内キーワード出現率を増やす
- オリジナリティを意識する
- 表示速度を上げる
- カニバリを回避する
順番に説明していきます。
①:最新情報を追記する
情報が古い記事は、最新の情報を追記しましょう。
情報が古い記事は離脱率が上がり滞在時間も下がりますし、何よりユーザービリティが良くありません。
また、記事を更新すると『検索結果に表示される記事の日付』も更新されたりするので、クリック率にも少なからず影響します。
最新の内容を追記することを意識しましょう。
②:一番効果のあるリライトはタイトル変更
実際に僕がリライトで一番効果を感じやすいのが、記事タイトルの変更です。
その次に見出し2の変更かなと。
記事タイトルにキーワードが入ってない場合は、タイトルにキーワードを追加するだけで順位が上がる可能性があります。
またタイトルに記事タイトルを入れる際は、なるべく左詰めに入れましょう。
なぜなら、左詰めにすることでGoogleがキーワードを認識しやすくなり、ユーザー目線でも記事内容が想像しやすくクリック率が上がるから。
たとえば、[ブログ リライト]で実際に検索してみると、上位表示している記事は左詰めにキーワードを入れてますね。
記事タイトルにキーワードを入れるのは必須で、なるべく左詰めに入れるのも重要です
③:記事内キーワード出現率を増やす
記事内の『キーワード出現率』を増やすのも有効だったりします。
キーワード出現率とは、ページ内の単語の出現割合です。
キーワードの出現率は『ohotuku.jp』でチェックが可能。
競合ページのキーワード出現率も確認できるので、リライトの際は参考にしてみるといいでしょう。
また、過度にキーワードの出現率を増やすのは逆効果な場合もあるので、自然な形で増やしましょうね。
④:オリジナリティを意識する
Googleはオリジナリティの高い記事を上位表示させます。
オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。
独自性の高い記事は評価されやすいので、実体験を盛り込んだり、自分で作成したオリジナルの画像を入れることで順位が上がることがあります。
オリジナリティは実際にGoogleが公言しているので、積極的に意識していきましょう。
⑤:表示速度を上げる
ページにアクセスしたときの表示速度も重要です。
なぜなら、せっかくアクセスしてもらっても表示速度が遅ければ離脱されてしまうから。
どんなに良いコンテンツでも、表示速度が遅くて離脱されては無意味です。
表示速度の向上には様々な方法がありますが、手っ取り早く向上させるなら『画像圧縮』が効果的。
画像圧縮の詳しい方法は『ブログの画像圧縮方法を画像付きで解説!【軽量化ツールでサイト高速化】』で解説しているので参考にしてください。
ちなみに、表示速度の確認はGoogleが提供している『PageSpeed Insights』で確認できます。
⑥:カニバリゼーションを回避する
キーワードのカニバリゼーションとは、簡単にいうとキーワードの共食いです。
例えば以下の2つの記事を書いたとしましょう。
- [LINEモバイル 楽天モバイル 比較]
- [LINEモバイル 楽天モバイル 違い]
上記2つの記事は、『比較』と『違い』というキーワードで一見違うように見えますが、記事内容はほとんど同じになりますよね。
Googleはこういった同一ドメインで同一キーワードの記事を類似コンテンツと見なす場合があります。
こういったカニバリゼーションの記事は上位表示が難しくなり、サイトの評価が下がる場合があるので、リライトの際は類似コンテンツにも注意しましょう。
基本的に1キーワードに対して1記事書く認識でいればOKです。
ブログリライトの注意点4つ
ブログのリライトには、いくつか注意点があるので抑えておきましょう。
ブログリライトの注意点
- リライト後は検索順位が落ちる場合がある
- 検索結果の記事日付が公開日に戻る
- リライト箇所はメモしよう
- リライト後2ヶ月は放置する
順番に見ていきます。
①:リライト後は検索順位が落ちる場合がある
リライト後は検索順位が不安定になります。
リライト後はだいたい検索順位が大幅に落ちるので、『えっリライトしなきゃよかった..』と思うかもしれませんが、安心してくださいね。
リライト直後は下がりますが、適切なリライトができてたら、その後時間をかけてジワジワ上がってくるので、心配しなくてOK。
②:検索結果の記事日付が公開日に戻る
リライト直後は検索結果の記事日付が公開日に戻る場合があります。
ここですね。
リライトしたのに『最新の日付にならないし、日付が古くなった...』と思うかもしれませんが、時間が経つと日付は変わります。
また、リライトをしたら必ず検索結果の日付が最新に変わるわけではないので、そこは覚えておきましょう。
③:リライト箇所はメモしよう
リライト箇所はメモしておきましょう。
なぜなら、『ここを〇〇したことで検索順位が上がった』という証拠になり、今後のリライトに役立てるからです。
リライトには正解がないので、様々な改善を行っていきますよね。
リライト箇所をメモしてないと、『あれ、この記事の順位上がってるけど何のリライトしたっけ』となってしまい無意味です。
データを残すために、しっかりリライト箇所はメモを取りましょう。
ちなみに僕は、検索順位チェックツール『Rank Tracker』のメモ機能に、リライト箇所をメモしています。(とても便利)
【画像付き】Rank Trackerの使い方・価格・ダウンロード方法を解説
続きを見る
④:リライト後2ヶ月は放置する
先ほども軽く言いましたが、リライト直後は記事の順位が不安定です。
だいたい2ヶ月間ほど不安定で、順位が上がったり下がったりするので、2ヶ月間はノータッチで様子を見ましょう。
順位が不安定な時に、あれこれ手を出してしまうと、どの修正で順位が変わったかが分からなくなりますからね。
ブログ記事のリライト方法を3つのケース別で解説【必須のSEO対策】
以上、ブログのリライト方法でした。
最後に、本記事で紹介した内容をおさらいしておきましょう。
【ケース別】ブログのリライト方法3つ
- 平均CTR(クリック率)を改善する
- 滞在時間を改善する
- 検索順位が3ページ目以降の記事を改善する
ブログリライトのコツ6つ
- 最新情報を追記する
- 一番効果のあるリライトはタイトル変更
- 記事内キーワード出現率を増やす
- オリジナリティを意識する
- 表示速度を上げる
- カニバリを回避する
ブログリライトの注意点4つ
- リライト後は検索順位が落ちる場合がある
- 検索結果の記事日付が公開日に戻る
- リライト箇所はメモしよう
- リライト後1ヶ月は放置する
ブログのリライトは、過去記事の検索順位を上げるために行う必須のSEO対策。
記事を公開してから何も手を加えずに記事を上位表示させることは難しいのが本音です。
本記事で紹介したリライト方法を実践して、多くの人に読んでもらえる記事にしていきましょう。
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